| 艦内 | ||||||||||||
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第2主砲塔の右舷側を通り、艦橋構造物に近づくと側壁に水密扉が口を開けて待っています。ここから艦内に入れるので、構わずドンドン入っていきましょう。 ここはいわゆる幹部クラスの個室になっており、直接入ることは出来ませんが、開かれたドアから、その様子が分かる仕組みです。幹部用トイレ、シャワー室な ども見ることが出来ます。その奥に入ると恐らく士官食堂だったと思われる所に、艦内展示室があります。コレと言って、面白いモノはありませんが、天測用の機器とか、海 図板、自衛艦のプレート(合同演習の時に交換でもしたのでしょうか?)などが展示されています。他にも巨大なミズーリの模型がありますが、大きさの割には一寸出来 が悪いですね。記帳する所もありますが、大学ノートです。絵とかイラストも描ける様になっていたので、私は戦艦の絵を描いてきました。ここはかなり広い部屋で、上部構 造物を横に端から端までぶち抜いていて、角の方にこれは現役時代の設備かどうかは分かりませんが、ソファとかがテレビと共に置いてあります。しかしテレビは日 本製(SONY)でした。更に奥に進むと下士官兵の居住空間があります。ベッドは三段で、一応カーテンなどがある所を見ると下士官用でしょうか?後で、更に貧弱なパイプで組まれた 俗に言う蚕棚式4段ベッドが出てくるので、これはもう少しマシの方の様です。小さなロッカーとこのベッドが乗組員の唯一プライベートな場所なんですね。洗濯室(時代 物のアイロンがある)を抜けて、一旦外に出ましょう。そこはボートデッキであり、ランチやカッターを止めておく固定台と、ダビットがありますが、狭いためか、ボート類は降 ろされていますが確かに実際積んでいると人一人が通れるかどうかの狭さでした。少しばかり艦尾に向かって歩くと又内部に入れる様に扉が開いています。ここ は最上甲板より一段下の空間であり、調理室や、下士官兵用の食堂なんかが見られます。廊下にチェス台があったり、バイキング式の厨房には興味が沸きま す。出来ればろう細工とかで、食事とかを再現していてくれると嬉しいのですが、これは今後の話でしょう。中には売店もありますが、今回は閉まっていま した。お腹が空いたら、ホットドッグ類とかも売っているスタンドもあります。喉が渇けば、水も自販機で売っています。日本人にとってはミズーリの水とい うダジャレも思いつきますが。それにしても1$は一寸高いかも知れません、けど程良く冷えていますので、甲板上でハ ワイの強い日差しを浴びて身体が水分を欲していますので、とても美味しいです。艦内の休憩所には、地元の子供達の描いたミズーリのイラストが展示されていま す。何だか神風特攻機のイラストも多いようですが、これは又後で説明します。階段を上がって、第三主砲塔の直ぐ後ろにある昇降口より外に出ます。空の青さ が眩しいでしょう。
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