2000 GAO1月号
ライ 第115話


はいはいはい、随分とご無沙汰している制作日記です。パンパンパンと書いてしまえば良いんだが、最近私事に何か と用事があって、ワープロの前に座れない状態が続いていて、申し訳ない。元々文章を長々と書くのは苦手だし..

今回は以前書いたGAO危機説の顛末について、最初に書いておこう。

結論から言うと、何とか危機は乗り切ったと言うことだ。二月の下旬に編集長が仕事場にやってきて語ってくれたので、 間違いはないだろう。ただし編集長はあくまでも編集長であり、雑誌の運命を握るメディアワークスの取締役でも何で もないので、あくまでも現場サイドからの報告である。「11ポイント良くなりました!」って話だが11ポイントって..? まぁ0よりはマシと言うことだろう。ただし、3月、いわゆるアニメ終了と、会社の決算時での危機は何とかクリアー しただけと言うことで、これからの永きに渡っての安泰を保証したモノではないことを肝に銘じて置かなくてはならな いだろう。そもそも実売部数4万足らずの月刊誌では、予備浮力が少なく、何時転覆してもおかしくはない。出版業界 全体の不況ぶりから考えると、予断は許さないと言うことだ。そもそもライや爆裂のアニメをやっていた頃が実売8万 ぐらいだったのだから、売り上げが半分になってしまった事実を描き手側、発行側共に謙虚に受け止めなければならな いだろう。どうしてそうなったのか..!コレはいつも潰れる雑誌に共通することだが、「後が続かない」と言うこと が一番の原因じゃないか。GAOは過去、多くのヒット作品を持っていた。爆裂しかり、エルフしかり、イートマンし かり、ホーンテッドしかりである。手前味噌ではあるが我がライもこの後ろにでも付けておきたい。これらの作品はア ニメ展開も上手くいき(出来はともかく)それなりの利益をもたらしたであろう。あの時期はライと爆裂を省き、深夜 アニメという枠を開発したことでも、特筆に値すると思う。当時のイートマン担当であり、ライの担当でもあった、有 永氏の鼻が高々と伸びていた頃だ。しかし深夜枠に広告代理店が介入し、なんやかんやと枠を取るのが難しくなった頃 から傾いてきたような気がする。ここで、先の5作品に続く新規作品が必要だったのだ。しかし、何かあっただろうか? 長期連載の作品は、それなりに人気を維持は出来るがいつかはじり貧になるのは目に見えている。それをカバーするの が次の新しいパワーを持った作品だ。しかし..しかし、それは生まれなかったと行っても過言ではあるまい。先の5 作品の作家はいずれもコンプ時代の作家である。それに続く新戦力をとうとうGAOは発掘できなかった。多くの新人 が現れたが、育て方に問題があるのか、早々にGAOから姿を消し、他誌で連載する始末。明らかに新人育成に問題が あると言うことではないだろうか。それとも長島ジャイアンツのように、外から新戦力を呼んでくればいいとの発想な のだろうか?確かに手取り足取り金を掛けて育てるより、目先の金にはなるであろうが、もうこうなると、何ら、確固 たる理念無しの雑誌作りであり、いかにも衰亡する典型的な様相を来してくる。やがて、人気作品であった、爆裂が終 了する。あの作品を支持していた読者は雲散霧消してしまう。GAOにその読者をつなぎ止める(つまり男の読者受けする)次の作品がなかったか らだ。GAOはここら辺から何もかもが急落する。何かとバンダイ絡みのどうでも良いような企画モノが持ち込まれる のもこの頃だ。コレにはメディアワークスの上層部にしっかりとバンダイが絡みついていることも影響していよう。バ ンダイとメディアワークスの腐れ縁は今更始まったことではないが、良い時には相互に利益をもたらすこの関係も、状 況が芳しくなくなると、とたんにガン細胞になって、雑誌を蝕んでいくことになる。こうして戦力はドンドンじり貧と なっていく。作家不足にもなった。作家不足はこっちの勝手な判断だが、多くの企画モノに、どうしてこの作家がと言 う、組み合わせが次々と現れる。企画と共に伸びようと言うのなら、その企画イメージを壊すような絵柄、作風の人間 を、どうして使うのだろう。どう考えても、手持ちの作家でお茶を濁したとしか思えない。そうでないのなら、選者の目が曇って いたと言われても仕方はあるまい。「サイバスター」等、編集長自ら認めたミスマッチだ。

とかブチブチ言ってたら、担当の安藤さんが「上手い作家とか教えてください」って聞いてきた。自分で探せよ〜。

とにもかくにも、何とか3月のXデーを持ちこたえたGAOである。悔しいが、コゲとんぼの個人的人気のおかげである。 半年間、集中的に、コゲとんぼ(う〜ん、どっちかというとピタてんじゃなくて、デジキャラットの方なのが情けないが..) 中心に雑誌を旋回させた結果であった。別にその手法に文句はないし、生き残ってくれたのはありがたいことなのだが、 せっかく、下げ止まった雑誌をこれから後、どう回復させるかが、横沢編集長を始め、現スタッフの重要な仕事だと思う。 出なければ、又このような危機が直ぐに訪れるだろう。出版社とは言え、あくまでも会社、ダメ部門を生かしておけるほど、 現在の経済状況は甘くはないのだ。横沢氏によると、これからのGAOは、コゲとんぼによる成功に続けとばかりに美少 女キャラを中心に進めていくそうな。う〜ん、一番嫌な展開だ。

..と言いつつ今月号(5月号)が、送ってきたので見てみたら、又表紙がコゲとんぼに戻ってるな。先月号は久しぶりに 他の作品だったのに..何だっけ?ダーク何とかだったけ?やっぱり、ガクッと落ちたのかね、売り上げが。決算前に又 グラフを右下がりにしたら編集長の首が飛ぶからなぁ。それにしても今月号は落っことしている人間の多いこと。そう言 えば、お詫びが、今月号はお休みしますじゃなくて、休載しますってなってたけど、コレっていつもそうだったけ?休載 と書くと、連載を休載と受けとっちゃうけど、大丈夫なのか?ふと気になったぞ。しかし、ドキドキ何とかはいつもの事 として、今回は落としそうもない2作品が落っことしてたなぁ。衣谷さんは落とす人ではないと思うが、マガジンZの方 が忙しかったのか、それとも原作モノで、よくある、原作が上がってこないとか言う奴かな?も一つの4コマは、春コミ か何かかなぁ。意外と3者共、PS2やりまくりでとかね。いらぬ詮索だったな。失敬!

後で、それとなく聞いてみたら、違ったようだ。なははははは♪

あらら、先月号の予告に俺の名前無いよ。ご立派に、ぶち上げてくれた割には、情けないミスだなぁ。早速、編集長から 平謝りのお電話だ。いいって、GAOのやることだし、いい加減慣れてるよ。

もう一つ報告。一寸ばかり売り上げが回復したおかげで、ライのページ数が40ページに回復するそうだ。とは言っても 7月売りからだが。とにかく、単行本毎にカットした部分を何枚も書き足さなくて済むだけでも嬉しい。描き足しは自己 満足にはなるが、一銭にもならず、いや、それどころか確実に赤字になるのだから。

さて、それでは少しだけ、明るい展望が出てきたところで、制作日記に移ろう。 


何かと悔いが残った前回の114話だが、ここいら辺で気を取り直して行こう。

今回は、いわば信長の本能寺での死を知った、秀吉が当時の常識を越えての行軍速度で中国地方から畿内にたち帰った、 いわゆる大返しをモチーフにしている。まさしく、兵は神速を尊ぶをそのまま地でいった話だ。過去の戦訓を見ても、 カエサルしたり、ハンニバルしたり、曹操したり、いやヒトラーの電撃戦もそうかもしれないが、人の想像の付かない 速度で行動して敵の機先を制した話はいくらでもある。今回、雷はそれを単艦でしようとしていた。新金剛の性能を見 せるときが来たわけだ。

新金剛と旧金剛ではいろんな所に大幅な改善が加えられている。旧金剛はいわゆる師団長クラスが乗る指揮用戦艦だっ たわけで、以前、雷が指揮していた4077師団の置かれていた状況により、他の師団長クラスが座乗する戦艦よりかは、 色々と強化していたが、あくまでも師団レベルの戦艦であり、速度、武装共に満足出来る物ではなかった。その性能ア ップを誰よりも強く要望したのが他ならぬ師真である。もう昔の南京楼軍とは違うのである。今や800万の新生五丈 軍の総旗艦だ。羅候の帝虎、正宗の大帝山クラスの能力が必要だと考えた。ところが雷の方が愛着があるのか、なかなか 旗艦を代えてくれない。仕方なく相次ぐ改造を行って、お茶を濁していたのだが、正宗戦で上構部に大損害を受けたと き、ついに雷も次期旗艦の建造を承認しなくてはならなくなった。もちろん設計、研究は師真の命により、装白を中心にし て着々と進んでいたが、六紋海での会戦後に進水、突貫作業で艤装工事を続け、此度の南征に間に合わせたのだ。因み に六紋海では、金剛は外装はともかく、内部的には大破状態で、戦闘能力は殆ど無かったことを付け加えておく。

この新金剛のデザインであるが、ほぼアニメの設定通りである。私がラフを描き、メカデザの寺岡氏によって完成した デザインだ。ほぼ完成したデザインなので、そのまま使うことにした。変わったところでは艦橋部など、一部上構部と 主砲塔ぐらいだろうか。色もアニメ同様、真紅である。ついでながら、各軍団長の座乗する旗艦もそれぞれ、他と違っ た色が塗られている。旗艦を何色に塗るかは昔の帆船のように、その指揮官に任せられており、彼らが自費で、塗装し たことになっている。勿論、模様や迷彩にしても一向に構わない。ただし、作画的にしんどくなることを嫌って、そん な塗り分けは、作品の中ではしていないけど。又、旗艦用のデザインもいくつか有ったが、殆ど日の目を見ていない。例えば、 狼刃の指揮下で戦った五虎将軍の戦艦とか、秦宮括戦に項武が使った戦艦とかがあったのだが、何となく定着せずに 終わってしまった。今、思えば一寸残念な気がする。しかし、当時まだ新金剛が出来てなかったので..と言うか出す タイミングを計りかねていたのだが、旧金剛より強そうに見えるこれらを出すことは一寸出来なかったのだ。

頭の部分で、雷が、どのように南天を治めているか、具体的に見せるつもりだった。各部族長を呼び出し、部族長会議 を雷の名の許で開催してるとか、各地に軍団を派遣して、領民を慰撫しているとことかを描こうと思っていたが、何せ、 ページ数の問題もあるし、何よりも風雲急を告げる展開に相応しくないと思って省略したのだ。どうしても政治的な部 分が削られてしまうな。カエサルのガリア戦記のように、戦闘の間に、どうしてもこーいう部分が必要だとは思うのだが.. 政治−武器を使わない戦争、戦争−武器を使う政治と言うのを見せないと、ただただ戦いの結果のみでの天下統一にな ってしまうので、一寸自分の描きたいモノとは違ってしまうのだが。ライの場合、即位するところで最終回を迎えるの で、雷が政治的に色々功績を上げる部分がどうしても描けないから、何とか戦闘中でも描いていきたいんだけど..ただ、 読者にとって、こーいうのは一寸退屈だろうね。せっかく一ヶ月待って、挙げ句、退屈な話読まされたら困るんじゃないかな? 勿論、作者に才能が有れば、そーいう一見退屈に見える部分を、血沸き肉踊る合戦と同じように見せれるのだが..ま だまだ精進しなくちゃな。

と言うことで、冒頭いきなり天に凶星だ。このいかにも戦国モノというか、三国志的な表現は、すごく役に立つ。単に 人が知らせるより、ずっと、物事を大きく見せれるだろう。余り多用すると、人間みんな夜空を眺めることになるけどね。 師真より、三楽斎からの火急の書状を受け取り事態を掌握した雷だが、彼とて、この事態を少しは想像していたのでは ないか?いくら同盟軍だとしても相手は一国の雄である。人質兼用の弟を軍に迎え、厚遇したり、秦宮括自体は自分の 大きさを見せて信服させることによって、骨抜きにしたつもりだったのであろう。ただ、雷もこのような、惚れた云々 の感情など、一番もろいことを知っている。又秦宮括の、その厳つい外見からは想像できない、心の弱さも感じていたの かも知れない。そう、彼は自分の力で今の王位にいるのではなかった。雷が否定する血の繋がりだけで今の王位に就い ているのだ。全て自分の力で今の地位にいる雷にとっては秦宮括は、どう見ても甘ちゃんの坊ちゃんにしか見えなかっ たのだろう。しかし、それだからと言って疑っていては政治は出来ない。雷は不信をより多くの信頼を見せることで秦 宮括の叛心を押さえようとしていたのだ。雷はそのために自分の家族を危険に会わすことも、敢えてした。都の防衛軍 を極端に減らしていたのだ。勿論、強敵羅候を倒すための遠征だ。一兵でも多くの兵士が必要だっただろう。だからと いって、アソコまで都を空にしたのは秦宮括に対して、言葉は変だが、信頼という名の圧力をかけていたのかも知れない。

他にもこんな考え方も出来るのではないか。雷は秦宮括の反乱を十分予想していたと。そして都、斉王都はその餌であったと言 うことが。実はこの考え方で、話を進めたかった。雷は勿論、西羌に対して多数の間者を送り込んでいる。王宮内での 動きなど手に取るようにわかっていたのだ。師真が林に言ってた通り、雷は西羌の存続など、端から考えていなかった。 同盟国とは名ばかりの属国程度の小さな国だ。当面の敵羅候を倒せば、いつでも滅ぼせる相手だ。ただ、今は羅候を倒 すことが最優先、六紋海で弱っている羅候を今叩かねば必ず、盛り返してくるのは目に見えている。こーいう、雷側の 勝手な都合によって、西羌は生き長らえていたのだ。同盟国を滅ぼすには理由がないと、何かと問題だ。しかも軍内に西羌 の遠征部隊を抱えている。その部隊の連中も納得する理由..それが反乱だったのだ。それを口実に五丈は西羌国内に軍 を進め、この領地を召しあげ、その支配階層を抹殺する、コレが冷徹に弾き出された雷の計画だったのだ。一見無防備 な都を目の前にぶら下げて置いて相手がその餌に食いついたときに完膚無きまで叩きのめす..そのために旧臣や、自分の身内 も犠牲はいとわない。雷にとって、何よりも優先するのは銀河全土の平定である。彼にとってはどんなに愛しても愛お しく思っていても、紫紋も天下取りのための道具だったのかも知れない。「いい女は天下にいくらでもいる」..恐ろ しい考え方だが、世の中、覇者というモノはこうなのかも知れない。

しかし、雷のこのような考えをさすがに紙面に出すわけにはいかないだろう。余りにも少年誌のヒーローとはかけ離れ すぎて反感を買うのは必至だ。だから、このような考え方を徹底的にオブラートに包むことにした。愛した女性を失い 涙に暮れる姿をも入れることにする。「人間」雷を全面的に押し上げた演出にもした。 しかし..しかし、根底にこ のような雷の冷徹な計算が、存在したことは事実なのである。又、コレが作者の描きたい雷、すなわち覇者の姿であ ろう。奇しくも公叔の言っていた、人間よりも支配者を目指す男の姿である。ここら辺は、他の支配者とは違って、全 くと言っても良いぐらい人間的エピソードの伝わってこない秦の始皇帝がモデルになっている関係かも知れない。

凶事に接して、雷は金剛単艦で、とって返す決意をした。この件も色々思案した結果だ。最初は国境守備隊の軍団を引 き連れて攻めるというのがあった。守備隊と言えどもかき集めたら、1.2個軍団ぐらいにはなってたかも知れない。 しかし、これは、スピード感を失うような気がして止めにした。大返しの途中で、あんましいらない話を付けたくなか ったからだ。しかも、奇襲をかけるのに、それを際立たせるのには、奇襲をかける側の兵力が少なければ少ない方が 良いのである。桶狭間したり、彭城の戦いしたりだ。際立たせて、際立たせて..とやってると、行き着くところ一隻 となるではないか。又、1個軍団を率いての奇襲となれば、いくら、酒食らって不抜けている西羌軍でも、その警戒網に捕 まらないわけはない。その分、戦艦一隻となれば、広大な銀河だ、いくらでも隠密に近づくことも出来るだろう。次な る問題は果たして一隻で、西羌軍300万を倒せるか、倒せるとして読者を納得させられるかと言うところだ。雷は、秦 公旦から、西羌軍のあらかたの陣容を聞いていたんであろう。最精鋭軍は皆、五丈軍と帯同している、今、兄たちが率 いているのは、一時の略奪に夢を抱いたり、強制的に集められた質の低い軍団だと。又、すでに雷達には帝虎級戦艦へ の恐怖心はない。ローマ兵がカルタゴの象を恐れなくなったのと同じである。そして、雷は秦宮括にしろ、その兄弟にしろ、 自分を恐れているのを知っていた。蛇に睨まれた蛙ではないが、大軍団に囲まれて強がっているだけで、実際にその名を聞 けば、すくんで動けなくなるのだと。そのためにも、派手に登場して、西羌全軍にその恐怖心を伝染させてやればいいと 考えたわけだ。今の雷は猪武者だった師団長時代の頃の面影はない。一見派手で、向こう見ずに見えても、その裏には、 冷静な戦況分析が出来る男になっていたのだった。この奇襲は部下達が心配していた無謀な部分はなかった。雷にとっ て、勝てると判断し取り入れた策だったのだ。雷とて、こんな事で死ぬ気など毛頭ないのである。

ではその雷の自信と、奇襲の結果を読者に納得させれるかどうかだ。コレも、いかにド派手にやるしかなかろう。見せ 場としてのスピード感を出すためにも、小細工はしない方が良い。自ら弾丸と化して、敵陣に飛び込む金剛をいかに見 せるかだ。この件は次回、そして次々回の日記で語ることになる。

金剛が増速していくシーンだが、一寸雰囲気が描ききれなかった。宇宙戦艦ヤマトやそれに似たものなら、後部のエン ジン噴射口からブワっとアフターバーナーを吹いていくシーンを思いつくが、ライの世界では動力関係には、あんまし力 を入れていない。アニメをご覧になった読者ならご存じであろうが、いわゆる噴射はないのだ。ノズルには大きなノズ ルキャップのような物が被さり、隙間が発光しているのみである。元々露骨な噴射がいやだったのと、けつにたくさんの ノズルを付けるつもりだったので(スクリューを思わせる様に..)画面的にうるさくなると考えたからだ。しかし、 こーいう大きな戦艦が猛スピードで駆けていくシーンをどうすればいいか..現実の船なら..と言うことで、波を描 いてみた。ちょくちょく以前にも描いていたのだが、ま、宇宙ガスというか気流という物があるとして、それを艦首が 波きりヨロシクかき分けて、後部では艦尾波が高く盛り上がる..コレで、集中線や流線のみよりマシではあろう。し かし、もう一寸工夫を考えなくては..加速シーンと言えばスタートレックの劇場版第一作でMr.スポックによって、 完治したエンジンを使い、ワープ速度までスピードを上げていくシーンが好きだった。「第1戦速..第2戦速」って 言うより「ワープ1..ワープ2」の方がかっこいいよなぁ。

今回、批判が集中したのは、捕まった華玉の扱いである。私自身もかわいそうだとは思うのだが、最初は拷問にかけら れたり、殺されたりすることも考えていたので、未だ良くなった方ではあるのだが..死ぬ人もいて、捕まった人もい て、逃げている人もいるという、それぞれの運命見たいのを描きたかったわけで、たまたま華玉が貧乏くじを引いてし まったわけだ。 ごめん、華玉。



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